(1)モールドの製作
モールドには大きく分けて、実際の厚み(横板の幅)のある型と、薄い型の2タイプがあります。型作りの手間からいえば後者の方が楽ですが、始めて作る場合は迷わず前者にしましょう(ヴァイオリンでいえば、前者はドイツ式、後者はイタリア式です)。
※ここで描いた図は、正確な図ではありませんので図面としては使えません。
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1. 「型の型」の製作 図面から薄いベニヤか透明のアクリル板に型を写し取ります(半分でよい。表用にはC字孔も)。裏と表は若干形が違う(ネック付近)ので、両方の型を作ります。これがすべてのもとになりますので、正確に切り抜き、ヤスリで滑らかに仕上げておいてください。完成したら裏用と表用を重ね合わせて、重なるべきところがちゃんと重なるかどうかチェックし、合わないところがあれば修正します。 |
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2. モールドの製作1 厚目(*)のベニヤに中心線を引き、1の型を写し取ります。図のように、クランプをかけるための孔と、ブロックを取り付けるためのくぼみ(灰色部分)を書き足します。孔の形は、図ではカッコよく円形で書きましたが、実際に私が作ったものは不格好な多角形です。ようするにクランプしやすい孔を工夫してあければよいのです。 ブロック用くぼみのサイズは、C部の両端が3cm角ほど、上ブロックが3cmほど、下ブロックが10×3cmほどでよいでしょう。出来たらそれを切り抜き、ヤスリで滑らかにしておきます。 (*)ここで薄いベニヤを使ってしまった場合、ブロックを接着したときに剥がれやすくなります。8mmくらいあれば大丈夫でしょう。 |
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3. モールドの製作2 木片を適量用意します。裏板ベニヤ、木片A、木片B、表板ベニヤの厚みの合計が、横板の高さになりますので、木片を削って目標の厚みにします。裏板ベニヤと木片A、表板ベニヤと木片Bをそれぞれ図のようにボンドで接着します。木片Aと木片Bは接着せず、ボルトで固定します。あとで外せるようにするためです。 木片Cは、上部ブロックを仮接着するための「のりしろ」です。表板ベニヤとCが完全に垂直であること、周辺の各所が垂直になっているかどうかを確認できれば、これでモールドは完成です。 |